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  Dongrove
  ダングローヴ

ピーターとアン・ダウニー夫妻と彼らの子供たち及びスタッフは、
タスマニアの中央高地にあるダングローヴ・ファーム・エンタープライズを所有し、運営している。
彼らは自らをタスマニアにおける自然環境の管理者と考えている。
彼らは、この土地の生物学的な健全性と自然美を増大させかつ収益性を増大させる牧場経営に傾注している。
ダングローヴ・ファーム・エンタープライズのねらいは、牧場での生産性と自然価値保全の両立である。
ダウニー家は1820年代にスコットランドからタスマニアに入植した。
そして放牧とウールの生産を始めた。「ダングローヴ」での経営は1860年代に始められ、
荒地での開拓ベンチャー事業は厳しいものであった。その結果として、
一家は、土壌に対する理解、、原産植物の嗜好性、牧草の増減を引き起こす要因、
季節の到来を知らせる自然の合図、野生動物の高地から低地へ、
また季節、による習性の違いについて深い知見が必要であった。
これは未知で挑戦的な自然環境の中で、放牧事業を営むための知識を蓄積することとなった
ダウニー家のファーミング哲学は常に、「自然とともに働け」
なぜなら自然が支配者だから―それは制覇するものではなくそれが規範であるから。
その土地で何が容易に、そして自然に生産することができ、
それらの製品を市場に流通させるために時間と労力を注ぐことがいかに重要であるか。
私たちの自然の土地に対する知識、認識、管理手法は、6代にわたり受け継がれ、
そしてより持続的に競争力のある製品を生産する強みを一家に与えたのです。
ダングローヴ・ファーム・エンタープライズには、
タスマニアにおいて絶滅の危機に瀕しているとされる植物の群落が少なくとも12ある。
タスマニアで絶滅の危機に瀕しているとされる植物種が最低10種あり、
そのうちの4種もオーストラリアにおける全ての分布区域にわたって絶滅の危機に瀕しているとされており、
そのうちの2種もオーストラリアにおける全分布区域にわたって絶滅の危機に瀕しているとされている。
彼らの土地のうち85%は、自然な状態にある。現在の経営者は優れた牧場管理法を通して、
野生の草やハーブの再生を促進させている。
ここで重要なことは野生の牧草に肥料を与えないことである。
ダングローヴ・ファーム・エンタープライにおいては、
これら野生の植物や動物の保護は絶対である。
さらに、保護契約を含め、正式に認定された保護団体が確立されている。
一家は、フォレストスチュワードシップ・カウンシルの認定を取得するために、
「ラグーン・オブ・アイランド」における森林管理プランを構築に、この3年間を費やしている。
これは、グリーンピースとワイルド・ライフ・ファンドによって後援されており、
環境主義者のデイビッド鈴木によって強く提唱されている。
そしてその結果として、200年のローテーションでの材木の選択的収穫と同時に、
環境の保護がなされる。彼らは現在、彼らの所有する「レイク・エコー」において「オーガニック認証」をうけている。
これは彼らがこの場所において除草剤、殺虫剤をなくす活動を推進しているということである。
タスマニアの肥沃な高地の、固有の牧草地、森林、山林を守ることは、
タスマニアとオーストラリアにおける、多様な生物に重要な貢献を果たしている。
これらは既にマーケットが、環境に配慮して育てられたウールにプレミアム価格を受入れ、
このプレミアムが環境保全となっている。
タスマニア州政府による保護規約は、森林伐採や土地改変、
そしてタスマニアにおける、不十分な土地管理により、脅かされている植物の群落、
動植物種を含む3,150エーカーをこえる土地を対象としている。
その規約は、「レイク・エコー」、「ラグーン・オブ・アイランド」そして「サザン・フィールド」の土地の10%が対象となっている。
将来土地が誰のものになろうとも、それはこの土地とその財産に永久に付随され、
この土地の明確な自然価値は保全管理される。 この保全策によりこの土地は耕されたり、
肥料や、有害な化学薬品を使われたりすることはない。
そしてタスマニア州政府に認定されたガイドラインに沿って保全、生産を管理しなければならない。
この保護区は、ヘアリーアンカープラントといった絶滅危機植物種を含む最初に知られた土地である。
ダウニー家は持続可能な方法で自然環境と共存し、
保護することが、長短期のいずれにおいても利益を最大化させると確信ている。
この成功は、自然への深い理解、優れた経営と適切なマーケティングとにかかっている。
彼らの牧場経営の哲学では、自然環境において環境の保全と動物の健康が最優先事項である。
彼らは自然価値の保全とともに、劣化した区域、特に以前の地主により過放牧された地域の、
野生植物の再生を積極的に促進している。
この挑戦は、次回のケーススタディーとして紹介されるだろう。














































 ダングローヴ ファーミング哲学


 
Bothwell Tasmania 7030


コストの高い化学薬品を使用せず、優れたマネジメントにより、その土地で最も適合したものを生産する。
すでに有効に機能している生産システムに小さな変化を加えるよりも、
マーケティングに力を注ぐ方が、財政収入のチャンスが大きい。
真に長期的で、高収益生産は、その土地の自然の生産性を利用することから生まれる。
これには、休止区画の牧草の回復を促し、季節によって家畜を異なる標高へ移動させるというようなことである。


  環境保護の率先


1.  フェンスで区画された放牧地の植物が残存する地域。
2,000エーカー
2. 長期的に持続可能な歩留まり管理される生産的な森林。
12,000エーカー
3. 自然保護のために管理されている森林。
8,000エーカー
4. 耕作されてない、または放牧過剰でない野生の草原。
1,500エーカー
5. 野生の牧草でない、耕作されていない休止中の牧草地。
1,500エーカー

 

ランドビジネスに携わることは、単なる放牧事業とは異なる。
したがって、以下のようなことに注目している。


* 娯楽と風景の価値のために、野生植物を保全し土地の価値の増大化される。
* 植物保全のための基金。
* 炭素吸着
* 持続可能な林業。
* 狩猟・釣り・ウォーキング
* 化学物質を使用しないオーガニックのような、
  環境のマーケティングにより、生産性が低くても、
  全体のマージンを増加させる。
* 顧客や地球的な問題に対する倫理的責任。


                                      ピーター&アン・ダウニー
                                                    Peter & Ann Downie